未来の技術
◆ちょっと前に50年前の未来像に対する判定結果が公表された。
1960年に科学技術庁(当時)が予想し、当時の科技庁長官の中曽根康弘(こんなこともやっていたんだ)提案で「21世紀への階段」のタイトルで出版された。
21世紀初頭の技術135項目のうち、携帯電話や高周波調理器(電子レンジ)、人工授精・精子の永久保存など4割にあたる54項目が実現したそうだ。
◆携帯電話や高周波調理器(電子レンジ)や音声タイプライター(これって実用レベルには遠いと思うが)なんかが実用化。
交通関係では地下鉄のモノレール化や道路の地下通行などは実用化していないし、鉄道や自動車の自動運転化は半分実現となっているが、まだまだ本当の意味では実用とは言えないだろう。
月への拠点となる「地球空港」の洋上設置なんかは全くの夢となった。
そもそも宇宙に関するものは冷戦時代の米ソの競争時は物凄く、あのまま技術が進んでいたらあるいはとも思うが、現実には衛星以外の予算は削られる一方で宇宙に出ることすら一般人には夢物語となっている。
コンピュータはハード的にはおそらく50年前とは比べ物にならない位進んだとも言えるがソフト面ではまだまだ、人工知能(AI)に関しては夢の話、立法司法行政の人工知能の活用なんて話は欠片も無い。
医療関係は人工子宮、人口冬眠なんてのは駄目だったが人工授精に関しては実用化されている。
やはり医療関係はどうしても倫理観が先立つ。
クローンや凍結精子などは実用化されているが、今後も倫理観との争いが付きまとうのは仕方が無いところか。
原子力関係で、7種類のうち実現はゼロというのは、現在だって核開発関連は規制が厳しく、北朝鮮やイランの核開発で大問題となっているのだからこれからも厳しいだろう。
◆こうして見ると小型の製品等に関しては結構実現しているような気がする。
反対に医療関係や半世紀前に夢見ていたほど革新的な進歩は見られない(確かに薬やし手術などは進んでいるが)。
未だに水虫の特効薬もないし、自動医療器が手術していたりもしないし、機械でさっと見ただけで病気の有無が判ったりもしない。
宇宙は未だに遠い望遠鏡内の世界だ(宇宙人でもくればまた違うだろうが)。
1960年代は高度経済成長でもあり色々と夢を見られたのだろうが、現実にはアトムはいないし、2001年宇宙の旅もない。
確かに便利にはなった。
しかし、これは手間がはぶけたというレベルであって世界が変わった訳でもない。
うーん、そう考えると半世紀たっても世の中が劇的に変化するほどの技術って出てきてないような気になる。
この後、半世紀、何かが変わっているのだろうか。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

コメント